自己資本比率と損益分岐点売上高の計算
『<一瞬でつかむ>経営分析すらすらシート』(㈱中経出版)から、各シートの計算事例をご紹介します。
この本の巻末に添付した「折込み式決算書」の数字を使い、経営比率などの算定または概算をしています。
各数値のAは商業、Bは製造業、端数は四捨五入。[ ]内は同じ従業員規模の財務指標(業界平均値)を掲載しました。
第4章 安全性を見る7枚のシート
・シート19→自己資本比率:A.30.2% [30.0%]B.71.1%[29.7%]
(解説)自己資本の計算はシート7と同じ。
・シート20→負債比率:A.230.9%[262.0%]B.40.7%[321.7%] ・シート21→借入金/総資本比率:A.47.7%[42.9%]B.4.5%[46.9%] (解説)短期+長期借入金は、A.2,062,507千円、B.225,747千円。 ・シート22→平均資本コスト(WACC):A.B. ・シート23→費用分解(パート1):A.B. ・シート24→費用分解(パート2):A.B. (解説)シート22~24は、会社の様々な実状に合わせて計算することになる。 ・シート25→損益分岐点売上高:
A.概算2,768,686千円(損益分岐点比率:86.9%[92.3%])
B.概算3,871,811千円(損益分岐点比率:84.2%[90.7%])
(解説)シート4から変動コストと限界利益率の計算例を使い、概算する方法を示した。 A.固定費=販管費1,393,044-変動費部分97,299=1,295,745千円、 損益分岐点売上高=固定費÷限界利益率46.8%(0.468)=2,768,686千円 損益分岐点比率=損益分岐点売上高÷売上高×100=86.9% B.固定費=労務費295,798+製造経費85,321+販管費1,164,281-販管費の変動費部分232,856=1,312,544千円、 損益分岐点売上高=固定費÷限界利益率33.9%(0.339)=3,871,811千円、 損益分岐点比率=損益分岐点売上高÷売上高×100=84.2%
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