« 資産回転率・流動比率の計算 | トップページ | 労働生産性と分配率の計算 »

2008/05/26

自己資本比率と損益分岐点売上高の計算

 『<一瞬でつかむ>経営分析すらすらシート』(㈱中経出版)から、各シートの計算事例をご紹介します。

 この本の巻末に添付した「折込み式決算書」の数字を使い、経営比率などの算定または概算をしています。

 各数値の商業製造業、端数は四捨五入。[ ]内は同じ従業員規模の財務指標(業界平均値)を掲載しました。

4章 安全性を見る7枚のシート

・シート19→自己資本比率:A.30.2% [30.0%]B.71.1%[29.7%]

(解説)自己資本の計算はシート7と同じ。

・シート20→負債比率:A.230.9%[262.0%]B.40.7%[321.7%]

・シート21→借入金/総資本比率:A.47.7%[42.9%]B.4.5%[46.9%]

(解説)短期+長期借入金は、A.2,062,507千円、B.225,747千円。

・シート22→平均資本コスト(WACC):A.B.

・シート23→費用分解(パート1):A.B.

・シート24→費用分解(パート2):A.B.

(解説)シート22~24は、会社の様々な実状に合わせて計算することになる。

・シート25→損益分岐点売上高:

A.概算2,768,686千円(損益分岐点比率:86.9%[92.3%]) 

B.概算3,871,811千円(損益分岐点比率:84.2%[90.7%])

(解説)シート4から変動コストと限界利益率の計算例を使い、概算する方法を示した。

A.固定費=販管費1,393,044-変動費部分97,299=1,295,745千円、

  損益分岐点売上高=固定費÷限界利益率46.8%(0.468)=2,768,686千円

  損益分岐点比率=損益分岐点売上高÷売上高×100=86.9%

B.固定費=労務費295,798+製造経費85,321+販管費1,164,281-販管費の変動費部分232,856=1,312,544千円、

  損益分岐点売上高=固定費÷限界利益率33.9%(0.339)=3,871,811千円、

  損益分岐点比率=損益分岐点売上高÷売上高×100=84.2%

« 資産回転率・流動比率の計算 | トップページ | 労働生産性と分配率の計算 »

経営分析の計算例」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

2024年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ