計数感覚を磨くポイント
[計数感覚を磨くポイント7カ条] これはおもに、中小企業へのアドバイスです。 食わず嫌いと同じく、最初から数字は苦手というビジネスマンが多いようです。 しかし、お金の計算ができる人なら、P/L(損益計算書)もB/S(貸借対照表)も十分読めるはずです。大事なことは読み慣れることでしょう。 勘定あって銭足らずにならないために、計数を使いこなす技(わざ)を身につけましょう。 ①経営者は百万か千万単位、部課長は十万か百万単位で、頭から3~4ケタの数字をつかもう。ケタ取りで人の職位と器(うつわ)がわかる。 ②決算書類は大きな数字だけを、下から上へと読もう。 P/LもB/Sも主要な数字は五つしかない。 ③分析比率は数字の意味をよく考えよう。「別れの涙を分析すれば、水素と酸素でただの水」では困る。背後にある喜怒哀楽の感情まで掘り下げなければ、真の分析とはいえない。 ④二つ以上の比率を組み合わせれば、分析の自社ノウハウができる。比率を分数形式に直して考えると、意外な着想が思い浮かぶ。 ⑤経営の始末は分析でつけるが、分析結果は次の計画に必ず生かそう。 ⑥社内に目標数字を示して実績対比をしよう。利益責任と成果配分を統合すれば自主管理ができる。 ⑦計数は経営の羅針盤、数字は万人共通の言語だ。経営者は数字で社員に語りかけよう。
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