危ない会社の分析ポイント
[危ない会社の分析ポイント7カ条] 赤字が出ても、会社はすぐに破綻するわけではありません。どん底から這いあがり、成功した経営者は少なくないのです。 幾多の苦難に耐え捲土重来を期すプロ根性が、再生を可能にしたといえるでしょう。 しかし、最初の峠はまず損益分岐点ですから、歯を食いしばってもこれを超えなければなりません。 社員とその家族、多くの取引先に迷惑をかける前に、改革改善を断行する勇気が必要なのです。 ①赤字決算を3年以上も放置すれば会社は危ない。原因を突きとめ、直ちに大手術を決断しなければならない。 ②借金が月商の6ヵ月分もある会社は、倒産街道を走っているも同然だ。社内に危機意識を訴え、早めに打開策を打つことが肝心である。 ③放漫経営で増えるのが在庫と売掛金、やがて借入れは限度に達して手形乱発となる。転ばぬ先の杖でここを厳しく管理しよう。 ④仮払金、前払金、貸付金と棚卸資産、老朽設備は不良資産が多い。実態を正確につかむことが改善への第一歩である。 ⑤薄利多売の経営はいずれ壁につき当たる。適正利益(満足水準の利益)の確保があるべき経営の姿といえる。 ⑥労働分配率が60%を超えると、一般に経営は赤字に転落するケースが多い。人件費削減は難しいから、まず付加価値拡大に向けて全力投球をしよう。 ⑦うまくいかない原因をすべて他に求め、自ら反省することのない経営者は救いようがない。
« 伸びる会社の分析ポイント | トップページ | salon tamaken①/経営分析の手法 »
「ビジネス教養」カテゴリの記事
- 危ない会社の分析ポイント(2008.05.14)
- 伸びる会社の分析ポイント(2008.05.14)
- 計数感覚を磨くポイント(2008.05.14)
- 経営計数はビジネスの常識です(2008.05.07)
この記事へのコメントは終了しました。


コメント