資産回転率・流動比率の計算
『<一瞬でつかむ>経営分析すらすらシート』(㈱中経出版)から、各シートの計算事例をご紹介します。
この本の巻末に添付した「折込み式決算書」の数字を使い、経営比率などの算定または概算をしています。
各数値のAは商業、Bは製造業、端数は四捨五入。[ ]内は同じ従業員規模の財務指標(業界平均値)を掲載しました。
第2章 会社の活動力を見る6枚のシート
・シート8→総資本回転率:A.0.74回 [2.0回] B.0.92回 [1.1回]
・シート9→経営資本回転率:A.0.79回 B.1.11回 (解説)経営資本の計算はシート6と同じ。
・シート10→固定資産回転率:A.1.15回 [6.1回] B.2.24回 [2.8回]
・シート11→棚卸資産回転期間:A.171日 [34.7日] B.53.1日 [24.2日] (解説)棚卸資産は、 A.P/Lの期末棚卸高またはB/Sの製品および商品を見る。 B.B/Sの製品・商品・仕掛品669,131千円をみる。(B/Sの棚卸資産=P/Lの期末製品棚卸高352,203+製造原価明細書の期末仕掛品棚卸高316,928となる)
・シート12→売上債権回転期間:A.5.2日 [4.4日] B.125日 [82.3日]
(解説)売上債権は、 A.売掛金45,485千円のみ、B.受取手形667,208+売掛金906,325=1,573,533千円となる。
・シート13→買入債務回転期間:A.2.2日 [4.2日] B.58.8日 [41.8日]
(解説)買入債務は、 A.買掛金18,751千円のみ、B.支払手形447,097+買掛金293,658=740,755千円となる。
第3章 会社の支払能力を見る5枚のシート ・シート14→流動比率:A.156.0% [244.6%] B.231.6% [179.9%] ・シート15→当座比率:A.41.6% [119.3%] B.172.9% [128.7%] (解説)当座資産は、 A.現金・預金545,438+売掛金45,485=590,923千円、 B.現金・預金630,201+受取手形667,208+売掛金906,325=2,203,734千円。
・シート16→売上債権/買入債務比率: A.242.6% B.212.4%
(解説)売上債権と買入債務の計算はシート12&13と同じ。
・シート17→固定比率:A.161.3% [81.3%] B.57.8% [162.0%]
・シート18→固定長期適合率:A.72.6% [37.4%] B.55.1% [67.5%]
« 売上高利益率・資本利益率の計算 | トップページ | 自己資本比率と損益分岐点売上高の計算 »
「経営分析の計算例」カテゴリの記事
- 販売管理費比率・人件費比率の計算(2008.06.01)
- 利益率の総合判定・売上高の分析(2008.05.31)
- 分析数値の総合判定(2008.05.31)
- 労働生産性と分配率の計算(2008.05.30)
- 自己資本比率と損益分岐点売上高の計算(2008.05.26)
この記事へのコメントは終了しました。


コメント